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[試合後談話]2018.10.12

井上浩樹vsマーカス・スミス Sライト級無敗対決!

 チャンピオンカーニバル日本Sライト級挑戦者決定戦が12日に後楽園ホールで開催され、同級1位の井上浩樹(26=大橋)と、同級2位のマーカス・スミス(33=平仲)が拳を交えた。サウスポー同士の一戦、勝利を手にしてベルトに王手をかけたのは――。
6回にダウンを奪った
 序盤から駆け引きしながら相手の出方を伺う展開でスタート。井上が単発の左ストレート、右フックを放つのに対し、スミスは飛び込んでのボディ攻撃で反撃。互いに決定打が生まれなかったが、6回に井上は左ストレートで痛烈なダウンをゲット。ここを何とか立ち上がったスミスは最後まで攻め、試合終了のゴングを聞いた。
応援している人たちに申し訳ない
 全勝をキープした井上だったが、控室で笑顔はなかった。オーバーワークが原因で試合1ヶ月前から右肘腱鞘炎、左足の筋膜炎を起こしていたことを告白。「初回にパンチをブロックした時に痛みが出た。このままだと打ち合うこともできなくなり、左1本だけでは厳しかったので足を使って捌くしかなく、つまらない試合になってしまった」とまるで敗者のように肩を落とした。
 来年のチャンピオンカーニバル出場に話が及ぶと、「今回はプロとして失格だが、なんとか挑戦権を得ることができたのでホッとしている。タイトルマッチまでにはしっかりとケガを治して臨みたい」と決意を口にした。
スタミナは問題なかった
 キャリア8戦目で初黒星を喫したスミスは、「相手は自分の左を警戒していたと思う。パンチはなかったがテクニックがあり、ピンポイントの勘が鋭かった」と振り返り、「これから経験を積みたい。すぐにでも試合がしたい」とやる気を見せた。
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