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[試合後談話]2018.9.16

激闘!西日本新人王決勝戦

 西日本新人王決勝戦が16日にエディオンアリーナ大阪(大阪府立第2競技場)で開催され、全12階級(フェザー級は試合中止)でし烈な争いが繰り広げられた。勝者は11月18日(日)に同会場で西部日本vs中日本地区対抗戦の勝者と西軍代表決定戦を行う。
西日本新人王決勝戦
激戦が続いた西日本新人王決勝戦。試合後には3賞が発表された。
石脇麻生(寝屋川石田)
 技能賞は、多彩な左で試合をコントロールし最後は右ストレートでキャンバスに沈めた石脇麻生(寝屋川石田)が受賞した。見事にKO勝ちした石脇は「減量苦の影響があり体が重たかった。相手は予想以上に気持ちが強かったが、今日はジャブが冴えていた」と声を弾ませた。少年院時代にWBC世界フライ級タイトルマッチ、八重樫東(大橋)対ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)戦の記事を新聞で読みボクシングに興味を持つと、2年前にジムに入門した。「次も勝って全日本新人王を獲り、来年は上のランキング選手と戦いたい」と拳を握った。
 石田順裕会長は「最後の右クロスは最近教えたパンチ。スキルはかなり上がっている」と愛弟子の成長に目を細めた。
見村徹弥(千里馬神戸)
 敢闘賞は、冷静な試合運びで捌き切った見村徹弥(千里馬神戸)が獲得した。「他の試合が盛り上がっていたのでまさか賞を獲れるとは思わなかった。カウンターはトレーナーの言う通りにできたと思う」とコメント。「今年の目標は全日本新人王だがさらに上を目指している」と意気込みを語った。
福井貫太(寝屋川石田)
 MVPは右クロスでダウンを奪い見事に初回KOした福井貫太(寝屋川石田)が文句なしの受賞。「以前、相手の試合を見ていたがパンチは強いが噛み合うと思った。今日はこっちのパンチが先に当たって効かせることができた。(石脇と)2人で賞を獲ることができてうれしい」と満面の笑みを浮かべた。
 福井も石脇も今年の新人王戦に出場することをためらったが、石田会長に「勝ち上がっていったら強くなる」と言われ出場を決意した。「ひとつひとつ勝っていき全日本新人王を獲りたい」と飛躍を誓った。
左:石脇 中央:福井 右:見村

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