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09年度の全日本新人王で現在、日本スーパーフライ級7位にランクされる22歳のホープ、野崎雅光(八王子中屋=13戦11勝4KO2敗)が活動拠点を海外に移すことになった。早ければ5月21日にもメキシコのリングに上がる予定だ。
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八王子中屋ジムの中屋廣隆会長によると、まだ最終的な契約には至っていないもののメキシコのカネロ・プロモーションと提携の話を進めており、近日中にも仮契約が成立する見通しという。先方からは2年ほど前から打診があったものの、野崎のキャリアや仕事の問題があって実現には至っていなかった。4月上旬に再び具体的な話が舞い込み、野崎もメキシコ行きを決断したという。
予定どおりならば野崎は5月の大型連休明けにメキシコに渡り、現地で調整後、5月21日の試合に臨むことになりそうだ。その先も6月18日、7月下旬にも試合計画があるという。
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4月末、八王子中屋ジムでトレーニング中の野崎は、希望に胸を膨らませていた。「話を聞いたときはスケールが大きすぎて唖然としましたが、せっかくのチャンスなので挑戦することに決めました。違う環境でやっていくことで新たな発見があると思います。それにボクサーとしてだけでなく、その後の自分の人生にもプラスになると思います。せっかく向こうから声をかけてくれたので、精一杯応えたいですね」。
野崎が提携することになるカネロ・プロモーションには石田順裕もいる。「ああいう大きな舞台で1ラウンドTKO勝ちなんて、すごいですよね。僕もああいうデカい会場で試合をすることができたら自分の財産になるので頑張ります。不安もあるけれど、楽しみです」。
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中屋会長によると、野崎は日本とメキシコを往復しながら3年間に現地で11試合ほどこなすことになりそうだという。
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