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[試合後会見]2018.8.24

ベテラン王者に関西の新鋭が挑戦!ベルトの行方は?

 日本ミニマム級王者の小野心(35=ワタナベ)が、24日に後楽園ホールで開催された「DANGAN215」のセミファイナルに出場し、元OPBF東洋太平洋同級暫定王者で日本1位の加納陸(20=大成)を迎え初防戦に臨んだ。サウスポー同士の一戦は加納がスピードを活かした攻撃を見せると、小野は打ち終わりに左ストレートをヒットした。
小野が初防衛に成功
 小野が左ストレートを決め好調な滑り出しを見せたが、続く回は加納が左フックで反撃。しかし、3回以降は小野がボディにパンチを集め攻勢となった。5回終了時の公開採点は2者が49-46で小野、1者が48-47で加納と割れた。6回、加納は左ストレートで左目上を切り裂いたが、小野はワンツーの連打でロープを背負わせた。その後もプレスをかけてペースを握ると、8回にボディから顔面への連打でダウンを奪った。立ち上がってきた加納だが反撃する力は残っていなかった。
テッペンを目指す!
 気迫あふれるファイトでベルトを守った小野は「今回は防衛する意識はなく、敵地で戦っているつもりで倒しにいった。途中で相手が弱気になっているのが分かった」と冷静に試合を振り返った。王者になり力強さが増した小野は「キャリアを重ねてもっと強くなっていきたい」と拳を握った。
言い訳はしない
 悔しい敗戦となった加納は「練習したことの半分も出せていない。技術より気持ちが弱かった。自分の持っている能力を試合で出せない自分が悪い」と気丈に振る舞った。

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