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方針への様々な不満や不正疑惑を競技関係者から告発され、自ら反社会的勢力との関係を語り続けてきた日本ボクシング連盟の山根明会長について、同連盟は7日16時から大阪市内で緊急理事会を開催し、3時間半後、報道陣に囲まれた同会長が「明日(8日)の正午に答えを出す」と一任されたことを話した。
インターハイ会場から大阪に向かう吉森専務理事
連盟と反体制グループでどちらが勝つかは今後に発表される告発の重大性次第。「長引けば山根会長に有利」や「反体制側はたとえ空振りでも組合状態になる」との声が、今回の騒動当初から、告発内容を知らない関係者に言われていたが、ことが想定外のほうに動いたのは、釈明会見のようにマスメディアに姿を見せた山根会長が、今後に発表される告発も凌駕しそうな失言を、堂々と語り始めたことだった。反社会的勢力との関係に「過去に交流があったからと言って何が悪い」との言い分は理解されず、20人以上の理事は「競技を守るため」として辞任届けを出したといわれている。山根会長の首が横に振られたとしても、退任確実の準備がされていたというが、臨時会議後、理事は取材を一切断り、山根会長が「家族と話して答えを出したい。人生を懸けてモノを言うので今日は辛抱してほしい」と説明した。今日まで岐阜で行われていたインターハイでは、高体連(全国高校体育連盟)から「出入り禁止」を受けたというがこれは誤認とのこと。一方で、山根会長から除名処分を受けた高体連関係者は、同会長の許可が出ないまま、除名扱いを解除されて大会に携わるなど、体制方針は明確に変わり始めていた。