瀬藤、統一戦が楽しみ

　今月9日、後楽園ホールで争われた日本スーパーバンタム級暫定タイトル。ベテラン同士のせめぎ合いは、1位・瀬藤幹人(協栄)が判定で2位・玉越強平(千里馬神戸)を退け、暫定王座を獲得した。
　タイトル初戴冠となった瀬藤だが、正規王者・芹江匡晋(伴流)との王座統一戦が7月1日に決定。両者は09年5月、当時の日本バンタム級王者への挑戦権をかけて激突し、芹江が僅差判定1-2で王者への道を切り開いた。
　暫定王者・瀬藤にとって芹江戦は、正規王者になる最終関門ではあるが、「リベンジ」を果たす重要な戦いでもある。果たして瀬藤は、「無冠の帝王」の名を返上することができるのか。

日本バンタム級暫定王者
瀬藤 幹人(協栄)
■王座統一戦に向けて意気込みを。
瀬藤　一度負けている相手ですから。リベンジというか、もう一度戦えることが嬉しい。戦えるチャンスを掴めたことがとにかく嬉しいですね。

■リベンジに最高の舞台?
瀬藤　そうですね。最初は芹江選手が怪我をして暫定になり、応援してくれる人達から「残念だね」っていわれましたが。正直、芹江選手はとても強い。暫定を持ちながら、芹江戦に向けて練習できることはモチベーションを高める上で重要な期間になる。芹江対策も立てられます。

■試合展開は?
瀬藤　これは今から色んなパターンを考えます。芹江選手はいくつかパターンを考えてくるでしょう。僕は色んな場面を想定し、その時その時で対応して行くことが大切になるんじゃないかと考えています。

■芹江選手にメッセージを。
瀬藤　前回のようには行かない。統一戦で戦えることを本当に楽しみにしています。芹江選手!待っていてくれ。

■最後にファンにメッセージを。
瀬藤　僕のボクシングが好きで観てくれる人がいる。僕の41戦全てを観て応援してくれる人もいる。7月1日は諦めないというボクシングを見せて行きますので、期待して下さい。

■日本バンタム級王座統一10回戦
正規王者・芹江匡晋(伴流)VS暫定王者・瀬藤幹人(協栄)
■日時:7月1日(金)
■会場:後楽園ホール
■お問合せ:ビータイトプロモーションTEL.03-6662-8551 協栄ジム公式オンラインショップTEL.0800-100-5081