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[試合後談話]2018.7.21

清瀬天太が世界ランカーに挑戦

 WBC世界ユース・スーパーバンタム級チャンピオンの清瀬天太(姫路木下)が21日、姫路市内の姫路ウイング体育館で開催された「BIG FIGHT BOXING.50」のメインイベントで、元WBC世界ミニマム級王者で世界ランカーのオーレドン・シッサナーチャイ(タイ)を迎えてバンタム級10回戦で拳を交えた。開始から右を好打した清瀬は積極的に前に出た。
作戦通りの勝利を収めた
 試合は、清瀬が作戦通りのボディ攻撃で強打のオーレドンを完封して見せた。序盤は清瀬が打ちに行くとオーレドンがカウンターを狙い危険な距離での展開となるが、清瀬の左ボディは的確にヒットした。3ラウンド、清瀬が不用意に打ちに出たところにオーレドンの左ストレートが決まり清瀬の膝が揺れるがダウンは拒否した。後半に入ると、清瀬の左ボディで後退を始めたオーレドンは、7ラウンド終了時点で棄権を申し出て終了。清瀬がTKO勝ちで世界ランキング入りを確実にした。
笑顔を見せた清瀬
 試合後、清瀬は「悔しいですね。良い内容の試合ではなかったです。スタミナを強化して足腰には自信があったのですが、オーレドンのパンチは効きました」と反省の言葉が口をついた。世界ランキング入りを聞かれた清瀬は「まだまだ、こんな弱い世界ランカーはいないですよ」と自嘲しつつも、「一戦一戦、しっかり勝って実力をつけていきたいと思います。今日も少しは成長できたかな」と最後は笑顔を見せた。
木下貴志会長
 木下貴志会長は「まあ、作戦通りの試合ができたと思います。何かのタイトル戦はやらせてあげたいが、一戦一戦大事に戦っていこうと思います」と語った。
 
オーレドン・シッサナーチャイ(タイ)
 一方、オーレドンは「減量の失敗が響いたと思う。足腰がうまく動かず、試合にならなかった。キヨセはうまくパワフルなボクサーだった」と調整ミスを悔やんだ。

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