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[試合後会見]2018.7.16

世界をアピールしたい久田哲也のV4戦

 日本ライトフライ級チャンピオンの久田哲也(ハラダ)と挑戦者で同級4位の小野晃輝(筑豊)が16日、大阪市内のエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館 第2競技場)で開催されたハラダジムのイベント「Fighting Beat Boxing」のメインで日本タイトルをかけ激突した。開始から噛み合った両者は、危険な距離でパンチを交換した。
激戦を制した久田
 試合はスロースタートを課題にしていた久田が前半、積極的にジャブで小野をけん制。対して、小野は上体を振り、接近して左右のボディからフックを返した。すると3ラウンド、小野の左フックが決まり久田がダウン。ここからエンジンをかけ直した久田が地力を見せ、左ボディを起点に挽回を図ると、ペースを譲ることなくポイントを重ね、判定勝ちで4度目の防戦に成功した。
少しは成長を感じると久田
 試合後、大勢のファンと記念撮影に収まった久田は「しんどい試合でした。小野選手の気持ちは強かったです」と大粒の汗を拭い、挑戦者に敬意を表した。「3ラウンドのダウンは後で映像で確認するつもりですが、パンチは見えていました。効かせるパンチは入れていたつもりですが、倒せなかったですね。まだまだってことです」と悔しさをにじませた。
原田実雄会長
 それでも「少しは成長できていると思うので、世界への気持ちはあります。あとは会長に任せます」と世界戦への意欲を示したが、原田実雄会長は「全然アカンな。裕福になるとホンマにあかんな。このままじゃ世界なんか言ってられへん」と愛弟子に不満を爆発させた。
善戦したが…
 一方、タイトル初挑戦で惜敗した小野は「今回は全力を出し切ることができたと思います。最後まで諦めずに攻め切れたんですが…。久田選手は強かったです」と肩を落とした。

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