西日本ボクシング協会が声明を発表

    西日本ボクシング協会の井岡弘樹協会長ら理事が5日、大阪市内の協会事務所で会見を開いた。井岡協会長は日本ボクシングコミッションが行った日本ボクシングコミッション(JBC)関西事務局に対する人事を不服とし、声明を発表した。
 

    会見の冒頭、本石昌也事務局長(グリーンツダジム会長)は「関西事務局長である岡根英信氏が突然7月15日付で解任ということになり、協会にもいまだに東京のコミッションから連絡がありません。今現在、日本ボクシングコミッション関西事務局と西日本ボクシング協会は円滑に試合の運営などを行なっています。何も問題がない中での突然の人事ですので、西日本ボクシング協会として声明を発表することにしました」とコメント。
 

    続いて、枝川孝副協会長(六島ジム会長)は「6月の中頃に、岡根事務局長が退任になるという噂が聞こえ、協会としては誰も聞いていない状態でした。協会は関西事務局と長い歴史のもと、連携して試合の運営をやってきたこともあり、事務局長の突然の解任は不安を招くことになります。噂では関西事務局は事務局長を置かずに東京の傘下になるというようなことも聞こえてきています」とJBCに不信感を示し、「どのような状態になるのかも不明のままでは大変困惑する。我々としては岡根事務局長の続行、もし変わるのであれば、関西事務局長もしっかり置いていただきたい」と訴えた。
 

    最後に井岡弘樹協会長(井岡弘樹ジム会長)は「西日本協会として、(協会所属の)64ジムの気持ちとして、東京のコミッションに対して、岡根事務局長退任の7月15日までに何らかの形で抗議文を提出したいと思っています。是非とも現体制を維持していきたい」と語った。電話対応した岡根事務局長は「コミッションからの解任理由はリストラと聞いている。協会が後押ししていただけるなら、このまま継続して職責を全うしたい気持ちはある」と続投に意欲を示した。