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[東京五輪]2018.6.27

高山勝成はアマでも日本を変えるか

 五輪出場を目指して「アマ転向」の権利を主張してきた元WBA・WBC・IBF・WBO世界ミニマム級王者の高山勝成の活動が、これまで、その申し出を断ってきた日本ボクシング連盟に、25日、公正取引委員会の聞き取り調査を入らせるまでに至ったことが、複数のメディアで報じられている。高山は5月に同連盟とJOC(日本五輪委員会)に対し、JSAA(日本スポーツ仲裁機構)に調停を申し立てた他、それ以前にもAIBA(国際ボクシング協会)の当時会長であったウー・チンクオ氏や、ローザンヌにあるAIBA本部と直談判を行ってきた。
プロ選手は引退している高山
 プロボクサーの五輪出場は、AIBAが2016年に各国のボクシング連盟に提案され、当初から論争を巻き起こした。だが、台湾のウー・チンクオ氏を会長とする当時のAIBA上層部は「各国連盟に内政干渉はしない」という条件で説得し、賛成88票、反対0票、棄権4票で可決。イタリアのように大賛成で乗り出した国がある一方、ウー政権が崩壊した現在でも、日本や韓国など、独自の方針を続ける国も少なくない。
 また、法案が通ったのは、リオ五輪のわずか2ヶ月前であったことから、プロボクサーの参加は「2020年の東京五輪から」と思われたが、AIBAは、APB(AIBAプロボクシング)とWSB(ワールド・シリーズ・オブ・ボクシング)の参加者で、まだ五輪出場を決めていない選手のみに出場権を与えた最終予選に、急きょプロボクサーの参加も許可。同予選では、プロで世界王座に就いた実績のあるアムナット・ルエンロン(タイ)やアッサン・エンダム(カメルーン)も通過を決めた。
アマ国内二強の坪井智也と柏崎刀翔
 高山の活動は、認められればアマチュアボクシング界の資格システムにも大きく影響するため、ボクシング関係者の印象も様々だが、それ以外の世論が大きな割合で高山を支持し、2万5千人分の署名が集められた。この様相は、日本がWBO(世界ボクシング機構)やIBF(国際ボクシング連盟)を認めていなかった時代に、当選手が日本ボクシング界から離脱する形で、それらの世界王座を獲得し、WBOやIBFを、日本が認める重要な活動になったときと似ている。
 ただ、プロボクサーそのものの戦力としての期待は、高山自身も認めているとおり高くはない。リオ五輪本戦では、アムナットやエンダムといった過去の五輪経験者も早々に敗退しており、日本のプロ関係者にも「井上尚弥や村田諒太が出ない限り、全日本王者とのルール適応力の差は埋められない」という見方が強い。また、世界的にプロボクサーの五輪出場案は、WBA(世界ボクシング協会)からは早期に共感された一方で、WBC(世界ボクシング評議会)は強く反発し、独自のアマチュア委員会を立ち上げる新たな対立も起こしている。

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