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[海外ニュース]2018.5.28

クイッグがフランプトンとの再戦を希望

 4月にノニト・ドネア(35=比/米)に12回判定勝ちを収めてWBO(世界ボクシング機構)フェザー級暫定王座を獲得したカール・フランプトン(31=英)は、次戦を8月18日に英国北アイルランドのベルファストで予定しているが、まだ対戦相手が決まっていない。そのためスーパーバンタム級時代に対戦して判定負けを喫したライバルのスコット・クイッグ(29=英)が対戦の名乗りを挙げている。

 フランプトンはIBF(国際ボクシング連盟)王者のジョシュ・ウォーリントン(英)との対戦を望んでいるが、5月19日に王座を獲得したばかりのウォーリントン陣営は「しばらく休養したい」としており、初防衛戦は秋になりそうな気配だ。フランプトンは過去1勝1敗のWBA(世界ボクシング協会)スーパー王者レオ・サンタ・クルス(メキシコ/米)との決着戦も望んでいるが、サンタ・クルスは6月9日にWBAレギュラー王者のアブネル・マレス(メキシコ/米)との団体内統一戦を行うことになっており、これも実現の見込みはない。WBC(世界ボクシング評議会)王者のゲイリー・ラッセル(米)も5月19日に指名防衛戦を終えたばかりで、3ヵ月後に敵地に出向くとは思えない。もちろんWBOの正王者オスカル・バルデス(メキシコ)は2月のクイッグ戦でアゴを骨折しており、8月の戦線復帰は不可能な状態だ。
 こうした状況をみてクイッグは挙手しているわけだ。クイッグはWBAスーパーバンタム級王者時代の16年2月にIBF王者のフランプトンと対戦したが、2対1の判定負けを喫している。雪辱戦に意欲をみせるクイッグは「彼は8月18日に戦う相手がいないんだろう? 私は戦う準備ができている。彼らは私のことを戦うに値しないと言っているようだが、実のところは私を恐れているんだ」と挑発している。ただ、現在はフランプトンがフランク・ウォーレン・プロモーターのクィーンズベリー・プロモーションズ、クイッグがエディ・ハーン・プロモーターのマッチルーム・ボクシングに所属しており、早期実現は難しい状況といえる。クイッグは8月にフランプトンが実現しない場合は9月にも再起戦を行いたいという。


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