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[特集イメージ]2018.5.19

特集イメージ『最軽量級、長期政権へ』

 IBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級王者の京口紘人(24=ワタナベ)が20日、東京・大田区総合体育館で、挑戦者にビンス・パラス(19=比)を迎えて2度目の防衛戦に臨む。KO必至の世界戦、その内容は最軽量級には似つかわしい強打の応酬となることが予想される。
 現在、日本の東西にある世界ミニマム級タイトル、西の雄WBO世界ミニマム級王者の山中竜也(23=真正)は京口との統一戦の希望を語っていた。一方、V2戦を明日に控える東の雄は今はお互いの価値を高める事が必要、と統一よりも今は防衛を続けて機運を高めるべきと語った。
 そこで今回のボクモバ特集イメージは『最軽量級、長期政権へ』と題し、京口、山中の両世界王者に加え、タイ国に君臨するWBA、WBC王者達を加えて今の防衛戦線にスポットを当ててみた。

*当日はTBS関東ローカルおよび名古屋地区のCBCで地上波放送、翌21日(月)には民放公式テレビポータルサイト「TVer(ティーバー)」で配信される。

防衛戦線はいかに…

 ミニマム級の世界タイトルは今、アジアが2つの国で分け合い、主要4団体を占めている。
 日本の二人、IBF(国際ボクシング連盟)の京口、WBO(世界ボクシング機構)の山中、そして残る二つの王座に君臨するのはタイ王国の猛者達、WBA(世界ボクシング協会)のノックアウトCPフレッシュマートと、WBC(世界ボクシング評議会)のワンヒン・ミナヨーティンである。

 各団体王者達の直近の防衛戦を確認してみるとーー

 今から2ヶ月前の3月18日、神戸にてWBO王者の山中が挑戦者のモイセス・カジェロス(28=メキシコ)を相手に、多彩なパンチを繰り出し、終止試合を支配し続けて8回終了時TKO勝利で初防衛に成功した。

 WBA王者のフレッシュマート(27=タイ)は過去に大平剛(33=花形)、小野心(35=ワタナベ)という日本人挑戦者達を退けており、今年の3月6日にタイにてフィリピン人挑戦者相手に無難な内容で判定勝利を飾った。暫定王者の頃と合わせて8度の防衛に成功、既に長期政権を築いている。

 そして最も防衛を続けているのがWBC王者のワンヒン・ミナヨーティン(32=タイ)だ。今年5月2日タイにて行われた防衛戦で、パナマ人挑戦者から5度のダウンを奪い5回KO勝利、9度目の防衛と更にはフロイド・メイウェザー.Jrに並ぶ50戦無敗記録を樹立したことで大きな話題となった。

 既に自国にて長期政権を築いているWBA、WBC両世界王者達、今後も防衛回数を伸ばしていきそうだ。

未来の"最軽量、最強"を目指して

 過去、このミニマム級において最長防衛を果たしたのはメキシコの伝説、元二階級王者のリカルド・ロペスが達成した22度という途方もない記録が存在する。ロペスは加えて50勝1分の生涯戦績を持ち、名実共に最強のまま引退をした真の”最軽量級、最強”の世界王者であった。

新井田豊vsローマン・ゴンサレス
 日本に目を向けてみれば2度世界タイトルを獲得し、2004年から2008年にかけて7度の防衛に成功した新井田豊(引退=横浜光)の記録が光る。その新井田の世界タイトル最後の防衛戦となった挑戦者は、昨年まで全階級通じて最強の称号、PFPに選ばれていたローマン・ゴンザレス(帝拳/ニカラグア)の世界初挑戦でもあった。
井岡一翔vs八重樫東
WBA&WBCミニマム級王座統一戦
 ライバル王者達、過去の英雄、名選手達と比べると、今はまだ1度の防衛回数を数えるのみの現在の日本人世界王者達ではあるが、京口はその破壊力あるパンチ力で、山中はベテランばりの抜群の安定力で、それぞれが持ち味を活かして防衛回数を重ねる可能性は大いにある。そしてなにより彼等は世界王者としてまだまだ若く、伸び代が計り知れないのだ。
京口紘人(ワタナベ)
 今後のミニマム級防衛戦線を占う上でも、20日の京口の防衛戦は本当に楽しみである。あえて選んだ強打者との決戦は、ミニマム級の価値を上げるという彼の意気込みであり、また防衛を続ける中で更なる価値を上げていってくれるだろう。

 未来の"最軽量、最強"を目指す日本の若き世界王者の一戦を、大田区総合体育館で見届けたいと思う。

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