結果★スティーグリッツvsゲボル

○ロバート・スティーグリッツ(独)
　---反則10回2分45秒---
●コーレン・ゲボル(アルメニア/独)

　スティーグリッツのペースで進んでいた試合は10回、思いもかけないかたちで終幕を迎えた。ラフ行為でゲボルに減点が科されたあと、再び両者は激しくもみ合ってキャンバスに横転。この際に王者は右目上をカットしてしまった。挑戦者のタックルが原因と判断したレフェリーはゲボルを失格とし、反則負けを言い渡した。ゲボルがレフェリーに言い寄るシーンもあったが、判定が覆ることはなかった。
　4度目の防衛に成功したスティーグリッツは42戦40勝(23KO)2敗。4度目の挑戦も実らなかったゲボルは37戦31勝(16KO)6敗。
　なお、前座では元アマ世界選手権金メダリストのジャック・クルカイ(エクアドル/独)がミヘイル・クーチシュビリ(グルジア)に3回TKO勝ちを収めている。フィニッシュブローは左ボディブローだった。北京五輪にも出場している“ゴールデン・ジャック”は、これで8戦全勝(5KO)。