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[前日計量]2018.3.10

リピネッツ&ガルシアは問題なくパス

 IBF(国際ボクシング連盟)スーパーライト級タイトルマッチに出場する王者セルゲイ・リピネッツ(28=カザフスタン/露/米)と、挑戦者のWBC(世界ボクシング評議会)ライト級王者ミゲール・マイキー・ガルシア(30=米)の計量が9日、米国テキサス州サンアントニオで行われ、両選手とも問題なくパスした。試合は10日(日本時間11日)、サンアントニオのフリーマン・コロシアムで行われる。

 昨年11月に行われた近藤明広(一力)との王座決定戦を判定で制して戴冠を果たしたリピネッツは、初防衛戦を前に139.7ポンド(約63.3キロ)で計量をクリア。勝てば4階級制覇となるガルシアは139.5ポンド(約63.2キロ)だった。戦績はリピネッツが13戦全勝(10KO)、ガルシアが37戦全勝(30KO)。オッズは12対1でガルシアの圧倒的有利と出ている。
 この日はダブルメインとして同じスーパーライト級のWBA(世界ボクシング協会)王座決定戦が組まれている。こちらは1位のランセス・バルセレミ(キューバ/米)が139.5ポンド、2位のキリル・レリク(ベラルーシ)が階級リミットちょうどの140ポンド(約63.5キロ)だった。両者は昨年5月にWBA挑戦者決定戦として拳を交え、バルセレミが12回判定勝ちを収めたが、判定に疑問の声が多数出たため再戦となった。この間、4団体王者になったテレンス・クロフォード(米)が王座を返上したため後継王者決定戦となった。勝てば3階級制覇となるバルセレミは27戦26勝(13KO)1無効試合、レリクは23戦21勝(19KO)2敗。オッズは15対8でバルセレミ有利と出ている。


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