パッキャオ 4/14不出場の可能性大

　6階級制覇の実績を持つ前WBO(世界ボクシング機構)ウェルター級王者マニー・パッキャオ(39=比)は、4月14日に米国ネバダ州ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターで元世界王者のマイク・アルバラード(37=米)を相手に再起戦を行うとみられているが、その件についてパッキャオ陣営は「その日に試合をすることはないだろう」と出場を否定している。

　これはパッキャオの報道担当者アキレス・ザニオ氏がESPN5の関係者に明かしたものとされる。同氏は「パッキャオは昨年7月の試合でジェフ・ホーン(豪)に明らかに勝っていたにもかかわらず負けにされた。そのホーン対テレンス・クロフォード(米)の前座で戦うことはないだろう」と伝えたという。1月の時点でパッキャオ対アルバラードは内定と伝えられていたが、のちにパッキャオはWBA(世界ボクシング協会)ウェルター級新王者になったルーカス・マティセ(亜)への挑戦を希望していることが判明。プロモーターのトップランク社は「まずはアルバラード戦、それからマティセ戦を考える」と返答していた。こうしたなか多少の摩擦が生じているのかもしれない。