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[ニュース]2011.4.5

パッキャオの半生C

 パッキャオ対モズリー特集、オスカー・デラ・ホーヤ(米)と並ぶ史上2人目の6階級制覇王者で、現WBO世界ウェルター級のベルト保持者マニー・パッキャオのライフ・ストーリーPART4。
 ★PART4

 十代半ばでプロデビューを果たす選手がいるフィリピンでは、パッキャオだけでなくティーン・エイジで世界タイトルを獲得する選手が少なくない。ベン・ビラフロア(スーパーフェザー級)、モーリス・イースト(スーパーライト級)、最近ではマービン・ソンソナ(スーパーフライ級)などがそうだ。
しかし、これはフィリピンに限ったことではないが、経験不足のままトップに上り詰めた選手が逆に大成できないケースを私たちは数多く見てきた。前出のイーストなどはその典型といえよう。18歳で頂点を極めた現役のソンソナも壁にぶつかっている。
 19歳11ヵ月の若さで世界タイトルを手にしたパッキャオは、そんな心配をよそにガブリエル・ミラ(メキシコ)を4回TKOに屠って初防衛に成功。心配は杞憂に終わるかと思われたが、V2戦で自滅してしまう。
 メッグン・3Kバッテリー(タイ)の挑戦を受けるためタイに乗り込んだパッキャオは、あろうことか前日計量で体重超過の失態を犯してしまったのである。リングインを前に無冠になったパッキャオは試合でも散々だった。戦う目的を失ったうえ体調不良の前王者は後退を続け、ボディを攻められてキャンバスに突っ伏すように崩れ落ち10カウントを聞かされた。3回1分32秒だった。
 20歳にして王座陥落。パッキャオも早熟の天才なのか――。
 3ヵ月後の再起戦でパッキャオは思い切ったことをする。いきなり3階級上にクラスを上げたのだ。これが成功し、WBCインターナショナル・スーパーバンタム級王座を掴む。
 再び6連続KO勝ちで勢いを取り戻したパッキャオは、さらに思い切った行動に出る。自国を離れ、米国に渡ったのだ。ここで元世界ランカーのフレディ・ローチ・トレーナーの指導を受けているとき、思いもかけないチャンスが転がり込んでくる。オスカー・デラ・ホーヤ(米)が5階級制覇を狙ってハビエル・カスティリェホ(スペイン)に挑戦する大舞台の前座で、IBF世界スーパーバンタム級王者リーロ・レジャバ(南ア)に挑戦しないかという話が舞い込んだのだ。
 レジャバは35戦33勝(22KO)1敗1分の戦績を誇る実力派王者で、世界的にも高い評価を得ていた。本来ならば元王者エンリケ・サンチェス(メキシコ)を相手に防衛戦を行うはずだったが、サンチェスが負傷。そこでパッキャオに代理挑戦の声がかかったのだった。試合2週間前のことだったが、パッキャオ陣営は「YES」の返事をした。この賭けが吉と出る。
 この試合でパッキャオは衝撃的な6回TKO勝ちを収めるのである。初回にレジャバの鼻から出血させ、2回にはダウンを奪って圧倒的優位に立つ。3、4回も攻め続け、ついに6回、2度のダウンを追加してレフェリー・ストップに持ち込んだのだ。試合後、パッキャオは叫んだ。「王座に返り咲くという夢がかなった!」

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