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[ニュース]2011.4.3

結果★エレニアス対ピーター

 マルコ・フック対ラン・ナカシュ(2日、ドイツのハーレ)の前座では、ロバート・エレニアス(フィンランド/独)対元WBC世界王者サミュエル・ピーター(ナイジェリア/米)のWBA&WBOインターコンチネンタル・ヘビー級タイトルマッチ12回戦が行われた。
 
 エレニアスが「ノルディック・ナイトメア」(北欧の悪夢、あるいは北欧の悪魔)ならば、ピーターは「ナイジェリアン・ナイトメア」。
どちらが本当の悪夢を見るのか注目された世界ランカー対決だったが、エレニアスが9回1分50秒KO勝ちを収めた。
 キャリア最重量の約118キロでリングに上がったピーターだが、途中までは上々のペースだった。プレスしながら重々しいパンチを振って新鋭を追い立てた。しかし7回に身長2メートルのエレニアスが右を決めて流れを変えた。迎えた9回、エレニアスの左フックが元王者の顎をとらえ、痛烈なダウンを奪う。ピーターは辛うじて立ち上がり再開に応じたが、ほどなくして再び左を浴びてダウン、万事休した。
 ナイトメア対決を制し、保持していたWBOインタコンチネンタル王座の初防衛に成功するとともに空位のWBA同王座も手に入れた27歳のエレニアスは、これでデビューから15戦全勝(10KO)。敗れたピーターは39戦34勝(27KO)5敗となり、王座復帰の道は遠くなった。

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