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[非公開練習]2018.1.23

仮想ネリは2人のフィリピン人

 山中慎介(帝拳)がいよいよスパーリングを本格始動。3月1日(土)に両国国技館で迎えるリベンジマッチで、WBC世界バンタム級チャンピオンのルイス・ネリ(メキシコ)と再戦する。この日は、スパーリング初日を感じさせない軽やかな動きを披露した。まさかの王座陥落から半年が過ぎようとしているが、表情も明るく、現在の心境も笑顔で語った。
前回の反省も忘れず
 「前回は体が浮いたので、見栄えが悪かった」と昨年の8月15日を振り返った山中は、重心を下げる工夫をしていることを明かすと「足を動かしてしっかり左を当てるようにしたい」とネリ対策に力を入れている。
仮想ネリを相手に左ストレート
 今回招聘したフィリピン出身のスパーリングパートナーの2人とは、これまでにもトレーニングをともにしたことがある。WBC世界バンタム級12位のマイケル・ダスマリナスは、大振りの連打で仕掛けてくるネリを想定した動きを再現。これを山中はしっかりガードすると隙を見て左ストレートをボディに打ち込んだ。
再戦は3月1日(土)両国国技館
 もう一人のパートナーは東洋太平洋バンタム級8位のグレン・スミンゲ。パンチ力はネリ以上という29歳は、若干体重も重めとあって、少しスピード面に物足りなさはあるものの、ハードパンチャー対策には適している。
宿敵ルイス・ネリ(メキシコ)
 この日の山中は、昨日の雪の影響でロードワークは回避したものの、即席の囲み取材にも終始笑顔で答えていた。ネリ攻略の糸口は、11月に行われたネリのノンタイトル戦にあったと話す山中は「4ラウンドにネリが倒された場面は参考になった」と対戦相手のアーサー・ビラヌエバ(比)の動きに注目。ネリが連打で攻めた隙をついて、右のカウンターを合わせたシーンに目を輝かせた。
ネリ対策にも自信を見せた!
 プロ初黒星を喫したゴッドレフトは、「今回は挑戦者という意識が強い」と現在の心境を語ると、トレーナー以外の周囲の声にも耳を傾けて、ダイレクトリマッチに備えている。

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