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[海外ニュース]2018.1.18

「サーマンと統一戦をしたい」とスペンス

 IBF(国際ボクシング連盟)ウェルター級王者エロール・スペンス(28=米)は20日(日本時間21日)、米国ニューヨークのバークレイズ・センターで2階級制覇の実績を持つ前WBA(世界ボクシング協会)ウェルター級王者レイモント・ピーターソン(33=米)の挑戦を受ける。その試合をクリアすることを前提にスペンスは「キース・サーマン(米=WBA&WBC王者)との統一戦が最終目標」と話している。

万能型のエロール・スペンス

 スペンスは12年ロンドン五輪出場後にプロデビューし、ケル・ブルック(英)に11回KO勝ちした昨年5月の戴冠試合を含め22戦全勝(19KO)のレコードを誇る。サウスポーからスピードに乗った強打を自在に打ち込む万能型で、中量級戦線の核になる逸材として期待されている。ただし、現在のウェルター級はサーマンとスペンス、そして下の階級から上がってくるテレンス・クロフォード(米)との三つ巴の様相を呈しており、予断禁物の状態となっている。
 そんなライバルたちについてスペンスは「まずクロフォードはジェフ・ホーン(豪)に勝って王座を獲得すべき。ホーンは頑丈な好戦派だが、クロフォードがアウトボックスすると思う」と4月に計画されるWBOタイトル戦を予想している。自身の今後については「20日の試合を終わらせたあと、ウェルター級にはダニー・ガルシア(米=元2階級制覇王者)やショーン・ポーター(米=元IBF王者)ら手強い相手がいるからね」と対戦相手を逆指名している。そして「いまはピーターソンとの試合に集中しているけれど、最終的には2団体のベルトを持つサーマンと戦って統一王者になりたい」と近未来の夢を口にしている。20日のピーターソン戦は16対1でスペンス有利というオッズが続いている。


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