エキサイトマッチ20周年

　WOWOWの開局以来、ボクシングファンを魅了し続けてきたエキサイトマッチが、20周年を迎える。4月4日月曜日は、拡大版での放送が予定されている。番組でもお馴染みのジョー小泉氏と浜田剛史氏にお話を聞いた。
※WOWOWエキサイトマッチは20時からON AIR

※ボクシングの醍醐味を伝えてくれるジョー小泉氏は、2008年に世界ボクシング殿堂入りしている。
※的確な解説でお馴染みの浜田剛史氏は、元WBC世界スーパーライト級王者。

■20年間のエクサイトマッチによる放送で、一番印象に残っている試合を上げていただけますか?
ジョーさん　タイソン対ホリフィールドの初戦でしょう。スーパースターのマイク・タイソンの日陰にいた実力者イベンダー・ホリフィールドが、タイソンを倒したあの試合は、一時代の終わりを告げたような気がしたね。タイソンを中心としたボクシング界の人間模様にも変化が現れた。非常に印象に残る試合でした。

浜田さん　マイク・タイソンは、ボクシングファンのみならず世界中の誰もが名前を知っていたことを考えると、やはり凄い選手だったんだと思いますよ。
タイソンの試合以外では、ホリフィールド対リディック・ボウの初戦(※1992年11月13日に行われたWBA/WBC/IBF世界ヘビー級統一王座戦)。この試合は、最初から最後まで、ホリフィールドが打って、打って打ちまくって、でも最後にはボウに判定負けをした試合でね。目が離せない試合でしたよ。

■ボクシングの醍醐味は何でしょうか?
浜田さん　やっぱり、ボクシングはごまかしが通じない、人の性にできない。一夜にして、天国から地獄、地獄から天国へと立場が逆転する。世界王者も負けてしまえば、ただの人。真剣勝負ゆえに、感動する試合もあれば凡戦もある。だから、ボクシングは一度見だすとヤミツキになるんだと思いますよ。

■ボクシングファンにメッセージをお願いします。
ジョーさん　これからもボクシングを見続けてください。そして、ボクシングが持つパンチのパワーと豪快さ、逆転のスリルを楽しんでください。これからもスーパースターやスーパーファイトがたくさん期待できますよ。
■どうもありがとうございました。