年間MVPにロマチェンコ

　ボクシングの情報専門サイトFightnews.comは、2017年の最優秀選手にWBO(世界ボクシング機構)スーパーフェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(29=ウクライナ/米)を選んだ。ロマチェンコは今年4月、8月、12月とコンスタントに3度の防衛戦を行い、9回終了TKO、7回終了TKO、6回終了TKOですべて圧勝した。特に12月のギジェルモ・リゴンドー(37=キューバ/米)との元五輪連覇対決は大きな注目を集めた。

　ロマチェンコは今年の3勝を加え、プロ4年で11戦10勝(8KO)1敗に伸ばした。7連続KOと手のつけられない強さ、巧さを発揮している。来年にはライト級進出も計画されており、誰と戦うのか注目を集めている。8月にスーパーライト級4団体王座を統一したテレンス・クロフォード(米)、当時のパウンド・フォー・パウンド最強と目されたローマン・ゴンサレス(ニカラグア)に連勝したWBC(世界ボクシング評議会)スーパーフライ級王者シーサケット・ソールンビサイ(タイ)も候補だったが、及ばなかった。