ヘビー級統一戦の候補日

　ヘビー級のWBA(世界ボクシング協会)スーパー王座とIBF(国際ボクシング連盟)王座を持つアンソニー・ジョシュア(28=英)と、WBO(世界ボクシング機構)王者ジョセフ・パーカー(25=ニュージーランド/米)の統一戦が交渉の最終段階に入っている模様だ。ジョシュア側のマッチルーム・ボクシングのエディ・ハーン・プロモーターは3月下旬と4月上旬に開催日を絞っている、とメディアに明かしている。

　両陣営の対戦交渉は報酬を巡って駆け引きを展開。最初は50-50の分配でスタートしたが、次いで60-40に。「これで交渉は決裂」とジョシュア側が強気に出たことでパーカー陣営が軟化し、いまは65-35でジョシュアの取り分が交渉のテーブルに乗っているという。交渉成立間近とも伝えられるなかハーン・プロモーターは「3月24日、31日、そして4月7日が候補に挙がっている。開催地は英国ロンドンかウェールズ、場合によってはヨーロッパの他の場所も」と話している。
　ヘビー級は20戦全KO勝ちのジョシュアと24戦全勝(18KO)のパーカーのカードのほか、39戦全勝(38KO)のWBC(世界ボクシング評議会)王者デオンタイ・ワイルダー(米)と30戦28勝(24KO)2無効試合の前WBA暫定王者ルイス・オルティス(キューバ/米)の対戦が来年3月か4月に実現に向けて交渉に入っている。この2試合の勝者同士が2018年秋に頂上決戦を行うという理想的なシナリオがあるが、はたして――。