「屈服させる」とガルシア

　WBC(世界ボクシング評議会)ライト級王者ミゲール・マイキー・ガルシア(30=米)は来年2月10日、米国テキサス州サンアントニオのアラモドームでIBF(国際ボクシング連盟)スーパーライト級王者セルゲイ・リピネッツ(28=カザフスタン/露/米)に挑戦する。ガルシアは18日(日本時間19日)、米国カリフォルニア州ロサンゼルスでリピネッツとともに会見に臨んだ。

　勝てばフェザー級、スーパーフェザー級、ライト級に続き4階級制覇となるガルシアは「フロイド・メイウェザー(米)のように大スターになる可能性を感じているし、その軌道に乗っていると思う。私のような実績を残している選手は多くはない。私は今度もベストを尽くし、相手を屈服させる」と自信をみせた。37戦全勝(30KO)。
　一方、テレンス・クロフォード(米)が返上した王座を近藤明広(一力)と争い、12回判定勝ちでベルトを手に入れたリピネッツは、これが初防衛戦となる。「ガルシアに対する挑戦になる。多くの人は私が力不足だと思うだろうが、これは私が望んだ試合でもある。これまで私は数多くの問題をクリアしてきた。今度もそうするつもりだ。体重を増やすと多くの問題が発生するものだ。ガルシアがどんな戦いをしてきても応戦する備えをする」と、こちらも迎撃に自信ありといった様子だ。13戦全勝(10KO)。
　2月10日はダブル世界戦となる予定で、ランセス・バルセレミ(キューバ/米)対キリル・レリク(ベラルーシ)のWBA(世界ボクシング協会)スーパーライト級王座決定戦も組まれている。