引退記念パーティーに1000人が参加!

　今年8月に現役を退くと表明した第39代WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志氏(38=ワタナベ)の引退記念パーティー「栄光よ永遠なれ」が4日、都内のザ・プリンスパークタワー東京で行われ、ファンや後援会、ボクシング関係者ら約1000人が集った。また、内山氏と親交のある女子卓球の石川佳純選手をはじめ、元バレーボール全日本女子代表の大林素子さん、歌手の太田裕美さんらも駆けつけ華を添えたほか、かつて激闘を繰り広げたフアン・カルロス・サルガド(メキシコ※王座奪取)、三浦隆司氏(V3)、ホルヘ・ソリス(メキシコ※V4)、金子大樹氏(V8)からビデオメッセージが届けられ、世界王座を11度防衛した内山氏の栄光を称えた。

　会場の一角には、「内山高志の軌跡」として10年1月の世界王座奪取から15年12月のV11戦まで、約6年にわたり一面を飾った各スポーツ紙のパネルも展示。懐かしそうに紙面に見入った内山氏は、「全部が記憶に残っている試合。これだけ盛大に引退式を行うことができてありがたい」と感謝の言葉を述べた。また、引退発表から4ヵ月経った今でも週数回のランニングとジムワークで汗を流し、現役時代と変わらぬ体をキープする内山氏は、来年にもボクシングジムをオープンする予定で、現在は場所を選定中とのこと。プロ加盟するかは悩んでいるそうだが、「昔から後輩や子供たちにボクシングを教えることが好きだった」と話すだけに近い将来、指導者としての顔も見せてくれそうだ。