清水優人が初回KOで再起!

　2日、後楽園ホールで開催された「ダイナミックグローブ」のセミファイナルでは、日本スーパーウェルター級9位の清水優人(29=木更津グリーンベイ)が怪我から1年8カ月ぶりに復帰。マキシ・ジェニナー(インドネシア)と8回戦を行った。
　実戦から遠ざかっていた清水は、硬い立ち上がりをつかれ、開始30秒に左フックを顔面に浴びダウンを喫したが、その後は冷静に立て直すとラウンド終盤に左ボディで倒し返し、悶絶のジェニナーに10カウントを聞かせた。

　再起戦を初回KOで飾った清水は試合後、開始早々のダウンについて「フワフワとしていたところに良いのをもらった。倒されるってあんな感覚なんですね」と初めてのダウンに苦笑いを浮かべ、「驚いたが良い経験になった」とコメント。昨年、練習中に骨折した右前腕はすっかり回復し、治療中に磨き上げた左ボディで倒せたことを喜んだ。

　晴れて再出発を切った清水は、2度目のタイトル挑戦を目指し「とにかく自分のボクシングをもっと磨いて行かないと。その延長線上にチャンスはあるはず」と見据えた。