フランプトン戦を望むドネア

　5階級制覇の実績を持つ前WBO(世界ボクシング機構)スーパーバンタム級王者ノニト・ドネア(35=比/米)が、2階級制覇を成し遂げている前WBA(世界ボクシング協会)フェザー級スーパー王者カール・フランプトン(30=英)との対戦に意欲をみせている。「試合が実現するならば彼の地元ベルファスト(英国北アイルランド)に行って戦ってもいい」とドネアは話している。

　これはフィリピンのメディアの取材に対してドネアが答えたもので、元5階級制覇王者は「フランプトンとは電話で話をしたよ。本当は世界戦をやりたいけれど、(王者たちは)みんな予定が詰まっているみたいだからね。エキサイティングな戦いを楽しみにしている」とコメント。現在の体重は135ポンド(約61.2キロ)だが、126ポンド(約57.1キロ)のフェザー級に落とすことは容易だという。「フェザー級のなかでは私は小さい方だが、誰よりもパワフルで経験もある」と話している。今年1月にレオ・サンタ・クルス(メキシコ/米)に敗れてWBAフェザー級スーパー王座を失ったフランプトンは11月18日に判定勝ちで再起を飾ったばかりで、次戦の計画は未定とされる。はたしてドネア対フランプトンは実現するか。