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[試合後談話]2017.12.2

ラスト10秒衝撃の結末!

 1日に後楽園ホールで開催された「A-sign.Bee.9」のセミファイナルでは日本フェザー級王者の坂晃典(25=仲里)と同級7位の大橋健典(28=角海老宝石)が対戦。8連続KO中の坂が初防衛を果たすのか?それともタイトル初挑戦の大橋がベルトを奪うことができたのか?
ラスト10秒の合図をゴングと勘違い!
 ジャブの差し合いからスタートした試合は坂がワンツーをヒットすれば、大橋も左アッパーを突き上げ対抗。2回、坂はスピードのあるジャブで顔を弾くと上下にコンビネーションを散らした。後手に回った大橋は左フックで反撃を試みるが、坂の巧みなディフェンスにパンチは空を切った。4回、中間距離での打ち合いの中、大橋の左フックが決まると坂はバランスを崩した。勢いに乗った大橋は続く回もプレスをかけてジャブを繰り出すとこれが面白いようにヒット。さらに右ストレートが決まると坂は足元がふらついた。するとラウンド終了10秒前の拍子木をゴングと勘違いし、コーナーに戻ろうとしたところ、大橋の右フックが直撃。仰向けに倒れた坂は起き上がることが出来ず10カウントが数え上げられた。大橋が衝撃のKO勝ちで新チャンピオンに輝いた。
自信を持って臨んだ
 タイトル初挑戦で見事にベルトを奪取に成功した大橋は「(ベルトを)獲るためにやってきたが本当に夢のよう。パンチが効いてきたのか距離が近くなり、途中からジャブが当たり出してからリズムを掴めた。打ち合いの中でもチャンスがあると思った。ボディは少し効いたがガードを下げてはいけないと思い耐え抜いた。最後は後ろから殴ったらマズイと思ったので、(回り込んで前から)冷静に思い切り振り抜いた」と声を弾ませた。
番狂わせを起こした
 島根県初のチャンピオン誕生となった大橋は「(島根県から)初めてというのは意識していたのでうれしい。防衛してこそチャンピオンなので次も必ず勝つ」と拳を握った。
初防衛は難しいですね
 一方、初防衛に失敗した坂は「体調的なこともあり集中できなくてボーッとしてしまった。相手はパンチがありクリンチにいってもはがされてしまった。早く終わらせようとして焦って攻めたところにジャブをもらってしまった」と淡々と試合を振り返った。
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