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4階級制覇の実績を持つWBO(世界ボクシング機構)スーパーウェルター級王者ミゲール・コット(37=プエルトリコ)は2日(日本時間3日)、米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)で同級7位サダム・アリ(29=米)を相手に初防衛戦に臨む。「これがラスト・ファイト」と公言しているコットと、初の戴冠を狙うアリは11月30日、共同記者会見を行った。
現役最後の試合に臨むコット
2000年シドニー五輪に出場後にプロデビューしたコットは、スーパーライト級、ウェルター級、スーパーウェルター級、そしてミドル級も制覇。46戦41勝(33KO)5敗の半分以上となる24戦(19勝16KO5敗)が世界戦で、極めて中身の濃いキャリアといえる。そのコットは「この土曜日、これまで16年間にわたって皆さんが見たのと同じコットになるだろう。リングのなかでは戦士になるんだ。家族のためにベストを尽くす」と、いつもと同じように控えめにコメントした。08年北京五輪戦士のアリは「多くの人が好試合にならないと思っているようだが、言いたいことを言えばいいさ。土曜日の夜、すごい試合が見られるはずだ」と話した。26戦25勝(14KO)1敗。
アンダーカードではレイ・バルガス(メキシコ)対オスカル・ネグレテ(コロンビア)のWBC(世界ボクシング評議会)スーパーバンタム級タイトルマッチと、田中恒成(畑中)の戦線離脱にともなうWBOライトフライ級暫定王座決定戦、アンヘル・アコスタ(プエルトリコ)対ファン・アレホ(メキシコ)が行われる。