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[メキシコ情報]2017.11.25

「経験で勝つ」とサリド

 12月9日(日本時間10日)、米国ネバダ州ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターで行われるWBC(世界ボクシング評議会)スーパーフェザー級暫定王座決定戦で、5位のミゲール・ローマン(32=メキシコ)と対戦する1位のオルランド・サリド(37=メキシコ)が、「ふたりとも勇敢な戦士だが、今回の試合に関しては私の経験がものをいうだろう」と自信を口にしている。この日はダブルメインとして尾川堅一(29=帝拳)対テビン・ファーマー(27=米)のIBF(国際ボクシング連盟)同級王座決定戦も行われる。

5度目の戴冠を狙うサリド
 サリドは96年3月に15歳でプロデビューしてから21年間に62戦44勝(31KO)13敗4分1無効試合という戦績を残している。フェザー級とスーパーフェザー級で2度ずつ戴冠を果たしており、その実力は十分に証明済みだ。なによりもワシル・ロマチェンコ(ウクライナ/米)に競り勝った勝利が光る。相手のローマンも14年間のプロ生活で2度の世界挑戦を含め69戦57勝(44KO)12敗の戦績を残しているが、15度の世界戦をこなしているサリドには遠く及ばない。今回の試合に向けてサリドはコンディショニング・コーチを雇うなど万全の構えで臨んでいる。それだけに調子はいいようで、「いつも私は引き立て役としてみられるが、終わっていれば主役なんだ。私と同様、ローマンも勇敢な戦士だが、今回は私の経験がものをいうだろう。コンディショニング・コーチのおかげで最高の準備ができている」と話している。

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