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レイモント・ピーターソン(33=米)が返上して空位になっているWBA(世界ボクシング協会)ウェルター級レギュラー王座の決定戦が、1位ティーラチャイ・クラティンデーンジム(25=タイ)対3位ルーカス・マティセ(35=亜)というカードで行われることが確定的となった。来年1月20日、米国カリフォルニア州で開催する方向で最終調整に入っている。
81%のKO率を誇るマティセ
これはマティセを擁するゴールデンボーイ・プロモーションズがWBAに働きかけてきたカードで、両陣営とWBAは基本合意しているという。ティーラチャイは峠を過ぎたランディ・スイコ(比)らカイザー・マブサ(南ア)らを相手にPABA王座を長く防衛してきた実績を持っているが、世界的な強豪との対戦経験は皆無といえる。38戦全勝(28KO)。元WBC(世界ボクシング評議会)スーパーライト級暫定王者のマティセは43戦38勝(35KO)4敗1無効試合。15年10月にWBCスーパーライト級王座決定戦でビクトル・ポストル(ウクライナ)に10回KO負けを喫したあと実戦から遠ざかっていたが、今年5月にウェルター級で戦線復帰。元世界ランカーのエマヌエル・テイラー(米)に5回TKO勝ちを収めてWBAインターコンチネンタル王座とWBO(世界ボクシング機構)インターナショナル王座を獲得している。遠からず正式決定になるものと思われる。