3.3川崎でダブル日本王座戦が開催

　川崎新田ジムは、来年3月3日(土)に地元・川崎市スポーツ文化総合センターで主催する「ホープフル・ファイトVol.27」でフライ級とミドル級のチャンピオンカーニバル(日本王座指名戦)をダブルで行うと発表。10日、後楽園ホールで行われた王者・黒田雅之(31=川崎新田)対同級6位・松山真虎(28=ワタナベ)の日本フライ級タイトルマッチ前のリングで、日本ミドル級王者の西田光(30=川崎新田)と指名挑戦者の竹迫司登(26=ワールドスポーツ)、そしてこの日のフライ級王座戦の勝者に挑戦する1位の長嶺克則(26=マナベ)が抱負を語った。

　竹迫は4日の挑戦者決定戦で、1位の福本祥馬(角海老宝石)を圧巻の初回TKOで制し、7戦全勝7KOで挑戦権を獲得。西田を横にマイクを握ると「ベルトを巻くために万全に準備します。チャンピオンはタフなので打ち合いになると思うが、長いラウンドでも戦えることを証明したい」と意気込んだ。

　一方、5月に暫定王者の胡朋宏(横浜光)を判定で下し、王座統一戦をはたした西田は、「竹迫選手が強いのは間違いない。試合が面白くなるかは僕の頑張りしだい。会場は川崎ですが、皆さんの応援が力になるので観に来てくれたら嬉しい」と地元での試合をアピールした。

　またこの日、黒田への挑戦が決まった長嶺は、「僕が倒してチャンピオンになり、ボクシング界を盛り上げます。前回はしょっぱい試合をしてしまいましたが、もう塩試合はしません。KOで勝ちます」と王座奪取に向け気合いを入れた。