元王者マヨルガのロシア遠征

　ウェルター級とスーパーウェルター級の元世界王者リカルド・マヨルガ(44=ニカラグア)は3日(日本時間4日)、ロシアのニージニーノヴゴロドでWBA(世界ボクシング協会)スーパーミドル級9位、WBC(世界ボクシング評議会)22位のアンドレイ・シロトキン(32=露)とWBAインターナショナル・スーパーミドル級王座決定戦を行った。引退、再起を繰り返してきたマヨルガの初のロシア遠征の結果は?

　スタートはマヨルガの攻勢が目立った。馬力で勝る元王者はその後も相手をロープに詰めるシーンをつくることもあったが、パンチが不正確でポイントを奪うことができなかった。サウスポーのシロトキンが主導権を握ったまま9回が終了したが、そこで右手を痛めたとしてマヨルガが棄権した。採点も90対81(二者)、89対82でシロトキンがリードしていた。勝者は14戦全勝(4KO)、マヨルガは44戦32勝(26KO)10敗1分1無効試合。
　前座にはクルーザー級でWBA6位、IBF(国際ボクシング連盟)2位、WBO(世界ボクシング機構)9位にランクされるルスラン・フェイフェル(露)が出場、アイザック・アンクラー(ガーナ)に2回KO勝ちを収めた。左ボディブローで相手を沈めたフェイフェルは22戦全勝(15KO)、アンクラーは19戦13勝(11KO)6敗。