20連続KO狙うジョシュア

　WBA(世界ボクシング協会)スーパー王座とIBF(国際ボクシング連盟)王座を持つヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(28=英)は28日(日本時間29日)、英国カーディフのプリンパリティ・スタジアムでIBF3位のカルロス・タカム(36=カメルーン/仏)の挑戦を受ける。4度目の防衛戦を前にジョシュアは「タカムに正面に立ち向かい、木を切り倒す」と事実上のKO宣言をしている。

　昨年4月の戴冠試合と3度の防衛戦を含む19試合をすべてKOで終わらせているジョシュアは、タカムとの試合を控え「タカムは忙しく動きながら前進して左フックを繰り出すタイプだが、私はときに彼の正面に立って迎え撃ち彼のハートをへし折るつもりだ。私のスピードが彼のコンビネーションを凌駕するだろう」と自信をみせている。戦績はジョシュアが19戦全KO勝ち、クブラト・プーレフ(ブルガリア)の負傷で代役を務めることになったタカムは39戦35勝(27KO)3敗1分。オッズは25対1でジョシュア有利と出ている。前座では石田匠(井岡)がカリド・ヤファイ(英)の持つWBAスーパーフライ級王座に挑むことになっている。