拳四朗、ライトフライ級で存在感を示す!

　WBC(世界ボクシング評議会)ライトフライ級王者の拳四朗(25=BMB)と挑戦者で同級1位ペドロ・ゲバラ(28=メキシコ)のタイトルマッチを含むトリプル世界戦が明日22日に東京・両国国技館で開催される。その前日計量が21日に都内のホテルで行われ、王者、挑戦者ともリミットの48.9kgを200g下回る48.7kgでパスした。

　童顔のチャンピオンはフェイスオフでも思わず笑みがこぼれ、真顔で向き合うにも一苦労。それでも計量後は、これだけを楽しみに減量を耐えてきたというご褒美、焼肉「けんしろう」から差し入れられた5万4千円相当の焼肉弁当に舌鼓を打ち、「ヤバい!こんなに上手い肉は食べたことがない」と興奮していた。

　挑戦者はこのタイトルへの返り咲きを狙う技巧派のゲバラだが、拳四朗は初防衛戦のプレッシャーもまったく感じさせず、「今から祝勝会が楽しみ」とどこ吹く風。「チャンスがあればKOを狙いたい」と意気込んだ。

　WBA王者の田口良一(ワタナベ)、WBO王者の田中恒成(畑中)と日本人王者がひしめくライトフライ級で、いかに存在感を示すのか――。注目のゴングは22日、秋の両国国技館で打ち鳴らされる。

■計量結果
WBC世界Lフライ級タイトルマッチ
王者 拳四朗(BMB)
体重:48.7kg
体温:36.6℃
脈拍:53/min
血圧:124/84mm/Hg

同級1位ペドロ・ゲバラ(メキシコ)
体重:48.7g
体温:36.3℃
脈拍:47/min
血圧:125/69mm/Hg