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[海外ニュース]2017.10.19

「8万人? 関係ない」

 IBF(国際ボクシング連盟)ヘビー級3位のカルロス・タカム(36=カメルーン/仏)は28日(日本時間29日)、英国カーディフでアンソニー・ジョシュア(28=英)の持つWBA(世界ボクシング協会)、IBF王座に挑むことになったが、試合2週間前にピンチヒッターとして急に決まった挑戦にもかかわらず「戦いの準備はできている。8万人が集まるといっても、それは何の意味もなさない」と強気だ。

 19戦全KO勝ちのジョシュアに対し、タカムは39戦35勝(27KO)3敗1分のレコードを残している。世界戦線に浮上してきたから2つの敗北と1引き分けがあるが、負けたのは元WBA王者アレクサンデル・ポベトキン(露)に10回TKO、現WBO(世界ボクシング機構)王者ジョセフ・パーカー(ニュージーランド/米)に12回判定を落としたもので、引き分けは世界ランカーのマイク・ペレス(キューバ/アイルランド)戦のものだ。待望の世界初挑戦だが、英国のメディアに対して「AJ(ジョシュア)は優れた選手だと思う。私は向かってくる相手を得意としているんだ。自分が負けるかもしれないなんて思ってもいないよ。失うものはないし怖くもない。8万人の観衆? 何の意味もなさないだろう。これまでニュージーランドやカナダ、ロシアで戦ってきたけれど(敵地での試合が)私を惑わせたことはないよ」とコメントしている。しかし、タカムの強気の姿勢とは逆にオッズは25対1でジョシュア有利と出ている。

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