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WBA(世界ボクシング協会)スーパーミドル級スーパー王者ジョージ・グローブス(29=英)は14日(日本時間15日)、英国ロンドンのウェンブリー・アリーナで同級9位のジェイミー・コックス(31=英)を相手に初防衛戦に臨んだ。賞金トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」の準々決勝でもあるこの試合、どちらが次のステージに駒を進めたのか。
準決勝でグローブス対ユーバンク
〇ジョージ・グローブス(英)
4回1分42秒KO
×ジェイミー・コックス(英)
サウスポーのコックスが仕掛け、グローブスが下がりながら応戦するパターンで始まった。2回にはコックスが王者をロープに詰めるシーンもあったが、グローブスがダメージを被ることはなかった。パンチ力と経験で勝るグローブスは3回から効率的に反撃に転じ、有効打で上回った。迎えた4回、なおもコックスは前進を続けたが、ロープを背にしたグローブスが右アッパーをボディに突き刺すと挑戦者は一瞬の間をおいてダウン。倒れたコックスはレフェリーのカウントが進んでも両膝と両手をついたままだった。一発で仕留めて初防衛を飾ったグローブスは30戦27勝(20KO)3敗。これでWBSSの準決勝に進出したことになり、この試合をリングサイドで観戦したクリス・ユーバンク・ジュニア(英)と次戦で拳を交えることになった。コックスは25戦24勝(13KO)1敗。
前座にはWBAスーパーミドル級1位のパトリック・ニールセン(デンマーク)が出場したが、元世界ランカーのジョン・ライダー(英)とのサウスポー対決で5回KO負けを喫した。ニールセンは31戦29勝(14KO)2敗、トップ10復帰が確定的となったライダーは29戦25勝(13KO)4敗。
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