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3日、中国の北京西部に位置する山西省大同では2組の世界ランカー対決が行われた。ひとつはWBA(世界ボクシング協会)フェザー級2位のチャン・シュ(23=中国)対元WBAバンタム級(暫定)、スーパーバンタム級王者ネオマール・セルメニョ(37=ベネズエラ/パナマ)戦で、もう一試合は元WBC(世界ボクシング評議会)ミニマム級王者の熊朝忠(35=中国)対WBA同級4位、WBC15位ペッチマニー・ゴーキャットジム(26=タイ)の12回戦。ふたりの元王者は明暗を分けるかたちになった。
セルメニョは4月の久保戦に続く敗北
セルメニョは今年4月、久保隼(真正)に10回終了TKO負けを喫してWBAスーパーバンタム級王座を手放し、これが再起戦だった。しかし、7回が終了すると棄権、久保戦に続いて敗北を受け入れた。チャンはWBAインターナショナル・フェザー級王座を獲得するとともに、プロ15戦目(13勝1KO2敗)で初のKO(TKO)勝ちをマークした。セルメニョは35戦26勝(15KO)7敗1分1無効試合。
この日が35歳の誕生日だった熊は116対112、115対113、114対114の2—0の12回判定勝ちを収め、WBAインターナショナル・ミニマム級王座を獲得した。WBA15位にランクされている熊は35戦27勝(14KO)7敗1分。ペッチマニーは19戦18勝(10KO)1敗。