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WBC(世界ボクシング評議会)クルーザー級タイトルマッチ、王者マイリス・ブリエディス(32=ラトビア)対挑戦者同級12位マイク・ペレス(31=キューバ/アイルランド)の12回戦は30日(日本時間10月1日)、ラトビアの首都ラガで行われた。賞金トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」の準々決勝でもあるこの試合、どちらが準決勝に駒を進めたのか。
ブリエディスが防衛 次戦でウシクと対戦
サウスポーとの対戦が不得手なのかブリエディスは序盤は偵察に時間を費やし、そのためペレスが上々のスタートを切ることになった。3回、バッティングでブリエディスの左目上が切れ出血。レフェリーはWBCルールに従ってカットしていないペレスから1点を引いた。その後は地元のブリエディスがペースを掌握したが、圧倒するほどのものではなく、ホールドの多い噛み合わせの悪い試合になった。10回、ブリエディスはホールドのため1点のペナルティを受けたが、それが勝敗に大きな影響を及ぼすことはなかった。採点は116対110、115対111、114対112でブリエディスが三者から支持された。ブリエディスは23戦全勝(18KO)に戦績を伸ばし、来年1月か2月に予定されるWBSSの準決勝に駒を進めた。次に対戦するのはサウスポーのWBO王者オレクサンデル・ウシク(ウクライナ)だ。ペレスは26戦22勝(14KO)3敗1分。
前座には前WBO(世界ボクシング機構)クルーザー級王者クシシュトフ・グロワキ(ポーランド)が出場し、レオナルド・ダミアン・ブルツェッセ(亜/イタリア)に5回TKO勝ちを収めた。WBSSの補欠になっているグロワキは29戦28勝(18KO)1敗。ブルツェッセは22戦18勝(6KO)4敗。