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WBA(世界ボクシング協会)クルーザー級王者ジュニエル・ドルティコス(31=キューバ/米)対同級6位の挑戦者ドミトリー・クドリャショフ(31=露)のタイトルマッチ12回戦は23日(日本時間24日)、米国テキサス州サンアントニオのアラモドームで行われた。賞金トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」の準々決勝でもあるこの試合、予想どおりKOで決着がついた。
2回KOでドルティコスがけりつける
〇ジュニエル・ドルティコス(キューバ/米)
2回2分10秒KO
×ドミトリー・クドリャショフ(露)
初回は両者とも様子見の感はあったが、より多くの手数を出して積極性をみせたのは21戦全勝(20KO)のドルティコスだった。その王者は2回になるとペースを上げ、22戦21勝(21KO)1敗の挑戦者をロープに追い立てるシーンもつくった。ラウンドが終盤に差し掛かるころ、スピードで勝るドルティコスは再び右をヒット。これを側頭部に浴びたクドリャショフはダウン。なんとか立ち上がったものの、そのときにはレフェリーのカウントが10に達していた。KOでWBSSの準決勝に駒を進めたドルティコスは22戦全勝(21KO)、敗れたクドリャショフは23戦21勝(21KO)2敗。
ドネアは10回判定勝ち
前座では5階級制覇の実績を持つ前WBOスーパーバンタム級王者ノニト・ドネア(比/米)が出場、ルーベン・ガルシア・エルナンデス(メキシコ)とWBC(世界ボクシング評議会)シルバー・フェザー級王座決定戦を行い、10回判定勝ちを収めた。ときおり相手の右を被弾するシーンもあったドネアだが、全体をとおして試合を支配した。採点は100対90、97対93、99対91と大差がついた。11月に35歳になるドネアは42戦38勝(24KO)4敗、24歳のガルシアは25戦22勝(9KO)2敗1分。