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衝撃的な4回KOでシーサケット・ソールンビサイ(30=タイ)がローマン・ゴンサレス(30=ニカラグア)を下してWBC(世界ボクシング評議会)スーパーフライ級王座を守った試合(米国カリフォルニア州カーソン)から2日、シーサケットはタイ、ゴンサレスはニカラグアにそれぞれ帰国した。返り咲きを阻まれたゴンサレスは「コンディションは最高だった。言い訳はしない」と潔かった。
激化するスーパーフライ級戦線
シーサケットは空港に到着すると大勢の関係者やファンに出迎えられ、「こうして凱旋帰国することができて嬉しい。あの戦いは国に捧げたもので、この勝利はタイ国民が応援してくれたお陰だ。感謝している」と話した。
一方、マナグアの空港に着いたゴンサレスは同市の副市長や大統領の息子らに迎えられた。その場でゴンサレスは「これまでは国民に多くの勝利を捧げてきたが、今回はそうできなかった。ボクシングの世界では言い訳はできないんだ。今回の調整はベストだった。ただ、最も大事なことは私が元気でいるということ」と話した。
9日のダブルメインで6回終了TKOの圧勝でWBO(世界ボクシング機構)王座を防衛した井上尚弥(大橋)、その前の試合でカルロス・クアドラス(メキシコ)に競り勝ってWBCの指名挑戦権を獲得したファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)。そして来月28日に石田匠(井岡)を相手にV2戦に臨むWBA(世界ボクシング協会)王者カリド・ヤファイ(英)。さらに7月に帝里木下(千里馬神戸)を一蹴したIBF(国際ボクシング連盟)王者のジェルウィン・アンカハス(比)。シーサケットの次戦、井上の次戦、ゴンサレスの今後――スーパーフライ級トップ戦線の今後に要注目だ。