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元WBA(世界ボクシング協会)、IBF(国際ボクシング連盟)、WBO(世界ボクシング機構)ウェルター級王者アントニオ・マルガリート(39=メキシコ)は2日(日本時間4日)、メキシコのチワワ州チワワでWBC(世界ボクシング評議会)同級16位のカーソン・ジョーンズ(31=米)とスーパーウェルター級10回戦を行った。マルガリートにとっては昨年8月以来のリングだった。
アントニオ・マルガリート
試合は序盤から荒れたものになり、2回にマルガリートがバッティングで右目上をカット。両者は頭をつけて打ち合うが、元王者にはスピードも生彩もない。5回、ジョーンズがバッティングで減点されるが、そのジョーンズの右がクリーンヒットする。7回になるとマルガリートの足がもつれる場面があった。8回になってマルガリートの傷が深くなったためドクターの勧告を受け入れたレフェリーが試合をストップした。勝敗は判定に委ねられたが、二者が67対65、もうひとりも68対64でマルガリートを支持していた。テレビの解説者は「ひどい判定だ」と批判していた。昨年3月、4年3ヵ月ぶりに戦線復帰したマルガリートは3連勝で、通算戦績を50戦41勝(27KO)8敗1無効試合に伸ばした。ジョーンズは57戦40勝(30KO)12敗3分2無効試合。