サダム・アリの再起第3戦

   IBF(国際ボクシング連盟)ウェルター級8位、サダム・アリ(28=米)は29日(日本時間30日)、米国アリゾナ州ツーソンで元WBA(世界ボクシング協会)スーパーライト級暫定王者ジョアン・ペレス(34=ベネズエラ)と対戦した。アリは昨年3月、ジェシー・バルガス(28=米)とのWBO(世界ボクシング機構)ウェルター級王座決定戦で9回TKO負けを喫したが、その後は2連勝を飾っている。

　アリは3回にダウンを奪って優位に立ち、その後もペレスの反撃を最小限に食い止めて10回判定勝ちを収めた。採点は97対92(二者)、98対91の3-0だった。空位だったWBAインターナショナル・ウェルター級王座を獲得したアリは26戦25勝(14KO)1敗、ペレスは29戦22勝(15KO)4敗2分1無効試合。
   前座には元世界ミドル級上位ランカーのパトリック・テイシェイラ(ブラジル)が出場、アンドリュー・エルナンデス(米)と8回戦を行い、判定勝ちを収めた。昨年5月、カーティス・スティーブンス(米)に2回TKO負けを喫して以来のリングを白星で飾ったテイシェイラは28戦27勝(22KO)1敗、敗れたエルナンデスは27戦19勝(9KO)6敗1分1無効試合。