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[前日計量]2017.7.29

ガルシアとブローナーはパス

 中量級の注目ファイト、3階級制覇を成し遂げているWBC(世界ボクシング評議会)ライト級王者ミゲール・マイキー・ガルシア(29=米)対元4階級制覇王者エイドリアン・ブローナー(27=米)のスーパーライト級ノンタイトル12回戦は29日(日本時間30日)、米国ニューヨークのバークレイズ・センターで行われる。試合を翌日に控えた28日、両選手が計量に臨み、ともに規定内でパスした。

 これまで世界戦の2度を含め何度も規定体重をオーバーした前科を持つブローナーと、フェザー級時代に体重超過のため世界王座を失ったガルシアの対戦ということもあり、体重超過の場合は50万ドル(約5550万円)の罰金を科すことで合意していた。この金額はそれぞれの報酬の半額にあたる。そうした罰則があったためかガルシアが139.5ポンド(約63.2キロ)、ブローナーはさらに軽い138.7ポンド(約62.9キロ)で計量をクリアした。戦績はガルシアが36戦全勝(30KO)、ブローナーは36戦33勝(24KO)2敗1無効試合。オッズは9対4でガルシア有利と出ている。

 セミではジャメール・チャーロ(米)対ホルヘ・ヘイランド(亜)のWBCミドル級挑戦者決定戦が組まれている。計量では2位のチャーロが159.2ポンド(約72.2キロ)、1位のヘイランドが158.2ポンド(約71.7キロ)だった。35万ドル(約3885万円)の報酬が約束されている27歳のチャーロは25戦全勝(19KO)、30歳サウスポー、ヘイランドは35戦29勝(16KO)4敗2分。こちらの報酬は20万ドル(約2220万円)と報告されている。

 このほかアンダーカードではラウシー・ウォーレン(米)対マクジョー・アローヨ(プエルトリコ)のIBF(国際ボクシング連盟)スーパーフライ級挑戦者決定戦、元世界王者ビリー・ディブ(豪)対ジャルドレイ・アルメンタ・クルス(メキシコ)のライト級8回戦、ジャーレル・ミラー(米)対ジェラルド・ワシントン(米)のヘビー級世界ランカー対決、さらに12年ロンドン五輪女子ライト級金メダリスト、ケイティー・テイラー(アイルランド)対ジャスミン・クラークソン(米)の8回戦などが組まれている。

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