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[試合後会見]2017.7.28

大阪で日本ライトフライ級の激戦

 大阪市内のエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で28日、ハラダジム主催のイベント「Fighting Beat Boxing」が開催され、メインイベントでは日本ライトフライ級タイトルマッチが行われた。初防衛戦を迎えたチャンピオンの久田哲也(ハラダ)が同級1位の角谷淳志(金沢)と序盤から激しい打ち合いを演じた。
2ラウンドのダウン
 試合は、立ち上がり挑戦者の角谷がジャブからペースを握り、ポイントを集める。元々スロースターターのチャンピオンの久田は角谷の出方を伺いペースを奪われる形となった。5ラウンド終了時点での途中採点は1者が王者の久田を支持したものの、2者が最大3ポイント差をつけチャレンジャーの角谷を支持。迎えた6ラウンド、猛然と前に出たのは久田。左右のボディからフックをあてる。角谷も打ち終わりを狙うが、スタミナが切れ失速。7ラウンド、久田が左フックを振り抜きダウンを奪うと、続くラウンドでラッシュでレフェリーストップに持ち込み初防衛に成功した。
初防衛に成功した久田哲也
 大勢の支援者と記念撮影に収まった久田は「しんどかったです」と、笑顔で試合を振り返った。「角谷選手のパンチが途中効いてしまって、一瞬目の前が白くなったこともありましたが、諦めずに後半にかけていたし、ボディが効いていたのはわかっていたので決め切れて良かったです」と、初防衛の厳しさを吐露した。「まだまだなところもありますが、いつ世界の話が来てもいけるように、また練習を頑張ります」と、勝って兜の緒を締めた。
安堵した原田実雄会長
 原田実雄会長は「角谷は強かったな。最初のダウンで決め切れなかったからしんどくなったな。まあ、経験も大事やからな」と安堵した様子で汗を拭った。「世界の話もあるし、チャンピオンカーニバルもあるから、これからまたじっくりと考えます」と語った。
悔しいと角谷
 一方、3度目の日本タイトル挑戦も惜敗した角谷は「チャンピオンは強かったです。でも、僕にもうちょっとスタミナがあればいけたような気もするので…」と、言葉が続かずうなだれた。
採点表

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