打倒サンダースに自信

　「自分のやるべきことを遂行できれば簡単に勝てる」――9月16日、英国ロンドンでWBO(世界ボクシング機構)ミドル級王者ビリー・ジョー・サンダース(27=英)に挑む同級5位ウィリー・モンロー(30=米)が自信を口にしている。モンローは2年前、ゲンナディ・ゴロフキン(35=カザフスタン/米)の世界ミドル級王座に挑んで6回TKO負けを喫したが、以後は2連勝と復調している。

   サンダース、モンローともサウスポーだが、王者がスピードと回転の速いパンチを武器にしているのに対しモンローは懐深く構えた巧者で、相手にとっては戦いにくいタイプといえる。モンローも自身の利点は熟知しているようだ。「もしも100パーセントのウィリー・モンローならば彼は私に触れることさえできないだろう。彼は世界王者でトリッキーなので、私も試されることになる。サウスポーとの戦いは厄介だが、彼のことは以前から見てきた。いい試合をするよ」と話している。2度目の防衛を狙うサンダースは24戦全勝(12KO)、モンローは23戦21勝(6KO)2敗。オッズは11対4でサンダース有利と出ている。