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WBA(世界ボクシング協会)クルーザー級王者デニス・レベデフ(37=露)は9日、ロシアのエカテリンブルクで同級6位のマーク・フラナガン(27=豪)を相手に暫定王者時代から数えて8度目の防衛戦に臨んだ。昨年12月にムラト・ガシエフ(23=露)に判定で敗れてIBF(国際ボクシング連盟)王座を失ったレベデフは、この試合が再起戦でもあった。
〇デニス・レベデフ(露)
12回判定(3対0)
×マーク・フラナガン(豪)
サウスポーのレベデフは地元の声援に背中を押されて序盤から主導権を掌握。毎回のようにポイントを重ねていき、あとはKOがノルマと思われる一方的な展開に持ち込んだ。数少ない山場は、レベデフが左のボディブローで挑戦者からダウンを奪った9回だった。しかし、フラナガンはこの窮地を凌ぎ、判定まで粘った。採点は120対107、119対108(二者)と大差がついた。通算8度目の防衛と再起を果たしたレベデフは33戦30勝(22KO)2敗1無効試合、フラナガンは27戦22勝(15KO)5敗。