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WBO(世界ボクシング機構)は7日、今月2日にオーストラリアのブリスベンで行われた同団体ウェルター級タイトルマッチ、マニー・パッキャオ(38=比)対ジェフ・ホーン(29=豪)の採点に関して検証することになった。これは12回判定負けを喫したパッキャオがフィリピンのコミッションを通じて出した要請に応えるかたちで行われるものだが、フランシスコ・バルカルセル会長は「これによって判定が覆ることはない」と明言している。
マニー・パッキャオ
検証は5人の匿名のジャッジが試合をチェックして採点するという方法で行われる予定だが、バルカルセル会長は「この検証はファンに誰が勝者であるか理解してもらうためのもの。私たちにジャッジの判定を覆す権限はない」と話している。WBOでは5年前のパッキャオ対ティモシー・ブラッドリー(米)第1戦でも同様の検証を行い、5人全員がパッキャオの勝利と採点した前例がある。しかし、オフィシャルの3人(2対1)が下したブラッドリーの判定勝ちという公式結果が覆ることはなかった。