カシメロの転向初戦

　前IBF(国際ボクシング連盟)フライ級王者ジョンリエル・カシメロ(27=比)は25日、フィリピンのミンダナオ島イリガンシティでジェッカー・ブハウェ(27=比)とバンタム級6回戦を行った。カシメロは昨年6月にアムナット・ルエンロエン(37=タイ)に4回KO勝ちを収めてライトフライ級に続く2階級制覇を達成。9月の初防衛戦後に王座を返上してスーパーフライ級に転向した。

　当初、カシメロは元世界ランカーのリッチー・メプラナム(比)と対戦する予定だったが、試合1週間前にメプラナムが負傷したため相手がブハウェに変更された。117ポンド(約53.0キロ)でリング上がったカシメロは2回にダウンを奪ったものの仕留めきれず、既定の6回をフルに戦うことになった。3対0の6回判定勝ちを収めたカシメロは27戦24勝(15KO)3敗。現在はスーパーフライ級でWBC7位、IBF4位にランクされている。13年に岩佐亮佑(セレス)、赤穂亮(横浜光)に敗れているブハウェはこれで4連敗、通算戦績は31戦16勝(10KO)14敗1分となった。