元王者リオスの復帰戦

　元WBA(世界ボクシング協会)ライト級王者ブランドン・リオス(31=米)は11日(日本時間12日)、米国カリフォルニア州ランカスターでアーロン・エレラ(28=メキシコ)とウェルター級10回戦を行った。リオスは15年11月にティモシー・ブラッドリー(33=米)の持つWBO(世界ボクシング機構)ウェルター級王座に挑んで9回TKO負けを喫しており、これが1年7ヵ月ぶりの再起戦だった。

　肉弾戦を得意とするリオスが主導権を握って試合は進行したが、折々でエレラも抵抗して勝負は長引き、判定に持ち込まれるかと思われた。そんな矢先の7回、リオスが右のボディブローでダウンを奪い、そのままカウントアウトした。KOタイムは7回2分11秒だった。ウェルター級で世界挑戦を狙うというリオスは38戦34勝(25KO)3敗1分、エレラは40戦32勝(21KO)7敗1分。