「ベスト対ベストの戦いだ」

　7月29日に米国内で戦うことが決まった元世界4階級制覇王者エイドリアン・ブローナー(27=米)と、3階級制覇を成し遂げているWBC(世界ボクシング評議会)ライト級王者ミゲール・マイキー・ガルシア(29=米)が、ともに相手の力を認めながらも自信を口にしている。ブローナーは「この試合はベストとベストの戦いになる。難しいしあいになりそうだ」と警戒の色もみせている。

　ブローナーは「私は常に強いヤツと戦いたいんだ。ベストはベストと戦うものなんだ。でも、多くの人が私がKOされると思っているということも知っているよ。体重?　もともと7月上旬に試合をしようと考えていたので問題ない。誰のパンチも浴びたくないね」と話している。これに対し5ポンド(約2.25キロ)上げて140ポンド(約63.5キロ)の契約体重で戦うことに合意したガルシアは「(ブローナー戦は)現時点で考えられる最大の試合。ブローナーは知名度もあるスター選手なので戦う意義がある。私の方が少しだけ優れていると思うので、7月29日にはそれを証明するつもりだ」とコメントしている。その後についてはライト級に戻って統一戦を目指すとしている。ブローナーは36戦33勝(24KO)2敗1無効試合、ガルシアは36戦全勝(30KO)。なお、試合地は決まっていないが、ニューヨークのバークレイズ・センターが有力視されている。